北九州市八幡東区の山頭火句碑-1




水を前に墓一つ

昭和5年11月25日散策している
11月25日 晴。河内水源地散歩。星城子居。雲関亭。四有三居。
ほがらかな晴れ、俊和尚と同行して警察署へ行く、朝酒はうまかったが、それよりも人の情けがうれしかった、道場
で小城氏に紹介される、氏も何処となく、古武士の風格を具へてゐる、・・・俊和尚の袖から般若湯の1本が出る。殆
ど渡しひとりで飲み干して、三人で山路を登る、途中、柚子を貰ったり、苺を摘んだり、笑ったり、ひやかしたり、句作
したりしながら、まるで春のやうな散歩をつづける、そしてまた飲んだ、気分がよいので、景色がよいのでーー河内水
源地は国家の経営だけに、近代風景として印象深く受け入れた。{行乞記)
   水をたたえてわが影うつる
   をりをリ羽ばたく水鳥の水
   好きな山路でころりと寝る
   そよいでゐるその葉が赤い
   風が冷たい握手する


           建立場所   北九州市八幡東区河内平原  
           建立年月日 昭和53年4月29日
           建立者    小城 満睦
           揮毫者    自筆


中河内橋

南河内橋 レンチキュートラス構造

猿渡橋
北九州市八幡東区の山頭火句碑-2



           建立場所   北九州市八幡東区大蔵三丁目2-1 大蔵園前  
           建立年月日 昭和54年5月12日
           建立者    小城 満睦
           揮毫者    自筆



お産かるかつたよ青木の実







北九州市八幡東区の山頭火句碑-3
平島酒店

訪ねて逢へて赤ん坊生まれてゐた

大蔵にも昭和5年頃より、勝山町に住んでいた剣道9段の小城満睦を訪ねてきていました。大蔵には昭和9年2月2
1日に残した句。



           建立場所   北九州市八幡東区羽衣町24 光久蔵前 
           建立年月日  平成7年9月日
           建立者    平嶋 雄三郎
           揮毫者    四宮 佑次
         石工     近野 良和


版画家秋山巌氏のモチーフを壁面に飾ってある。ギャラリーには氏の版画が。


店内にはオルジなるラベルが張った地酒が並んでいる。店主の平嶋さんは「うちでも飲んだだろうか?」と言ってた。



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